先日試験の点数が少し下がってしまった
女の子のお父さんとお話させていただきました。
成績が下がってしまった理由は大したことはなかったのですが、
お父さんは少し悩んでいたようです。
お母さんが現在ご病気で、
はじめはお父さんが家事から何からすべてをやろうとしていたのですが、
とてもやりきれず、お子さんに手伝ってもらっているのだと。
娘は文句も言わずやってくれているのですが、
勉強する時間を奪ってしまっている事になっているのではないかと。
私はこのお話を聞いて親子ともにご立派だなと感心させてもらいました。
そこで、私は
『テストの点数があがる事を最優先に考えるならそうかもしれませんね。
でも、教育という観点で言うなら、
親が無理してまで時間を作ってあげて勉強に向かわすよりも
もっと成長できる経験を今させてあげているので、
とても良い事ではないでしょうか。
将来、仕事をしたり結婚したりすると、
自分の思う通りに時間を使える事なんてほとんどないですよね。
無いなら無いなりに、
うまく時間を使えるようになるのも立派な勉強だと思います。
だから、今最高の経験をさせてあげていると思うので、
自信を持って手伝ってもらったら良いと思いますよ。』
と私の思いをお話させていただきました。
お父さんは少しほっとしたような表情をしていたのが印象的でした。
このような事をお聞きすると、
教育って何が正解か?
本当に難しいなと思います。
米原市の学習塾
まつなみ個別学習塾 塾長 三島